自動車重量税とは?基本の仕組み
車を持っていると、車検のたびに「重量税」という項目で結構な金額を取られますよね。正直なところ、「いったい何の税金?」と疑問に思っている方も多いと思います。
自動車重量税は、車両の重量に応じて課税される国税です。新車購入時(新規登録時)と車検時に、次の車検までの期間分をまとめて支払います。
ポイントをまとめると:
- 車両重量0.5トンごとに税額が決まる(普通車の場合)
- 新車購入時は3年分、車検時は2年分をまとめて支払う
- エコカー減税で免税・減税される場合がある
- 13年超・18年超の古い車は税額が上がる(重課)
- 軽自動車は重量に関係なく定額
※本記事は2026年4月時点の税制に基づく一般的な情報です。最新の税額は国土交通省のウェブサイトでご確認ください。
車検時の重量税額一覧(2年分)
普通自動車の車検時(継続検査)に支払う重量税は以下の通りです。エコカー減税の適用がない場合の金額です。
| 車両重量 | 通常(〜13年) | 13年超 | 18年超 |
|---|---|---|---|
| 〜0.5t | 8,200円 | 11,400円 | 12,600円 |
| 〜1.0t | 16,400円 | 22,800円 | 25,200円 |
| 〜1.5t | 24,600円 | 34,200円 | 37,800円 |
| 〜2.0t | 32,800円 | 45,600円 | 50,400円 |
| 〜2.5t | 41,000円 | 57,000円 | 63,000円 |
| 〜3.0t | 49,200円 | 68,400円 | 75,600円 |
一般的なコンパクトカー(車両重量1.0〜1.5t)なら車検ごとに24,600円、ミニバンやSUV(1.5〜2.0t)なら32,800円ということになりますね。
車検費用の中で重量税は大きなウエイトを占めるので、次の車を選ぶときは車両重量も意識してみてくださいね。0.5tの区切りをわずかに超えるかどうかで税額が変わりますよ。
新車購入時の重量税(3年分)
新車購入時は最初の車検までの3年分をまとめて支払います。
| 車両重量 | エコカー以外 | エコカー(本則税率) | エコカー減税50% | エコカー免税 |
|---|---|---|---|---|
| 〜0.5t | 12,300円 | 7,500円 | 3,700円 | 0円 |
| 〜1.0t | 24,600円 | 15,000円 | 7,500円 | 0円 |
| 〜1.5t | 36,900円 | 22,500円 | 11,200円 | 0円 |
| 〜2.0t | 49,200円 | 30,000円 | 15,000円 | 0円 |
| 〜2.5t | 61,500円 | 37,500円 | 18,700円 | 0円 |
エコカー減税が適用されると大幅に安くなるのがわかりますよね。電気自動車やプラグインハイブリッド車は免税になるケースが多いです。
エコカー減税の適用条件
エコカー減税は、排出ガス性能と燃費性能が優れた車に対して、重量税を免税または軽減する制度です。2026年度の適用条件を整理します。
免税(100%減税)になる車
- 電気自動車(EV) — テスラ、日産リーフ、BYDなど
- プラグインハイブリッド車(PHEV) — トヨタRAV4 PHV、三菱アウトランダーPHEVなど
- 燃料電池車(FCV) — トヨタMIRAIなど
- クリーンディーゼル車 — マツダCX-5ディーゼルなど
50%減税になる車
- 2030年度燃費基準90%以上達成のガソリン車・ハイブリッド車
25%減税になる車
- 2030年度燃費基準75%以上達成のガソリン車・ハイブリッド車
2026年度からは燃費基準の達成要件が段階的に引き上げられているため、以前は減税対象だった車種が対象外になっているケースもあります。購入前にディーラーで必ず確認してくださいね。
13年超・18年超の重課とは
古い車を大事に乗り続けている方にとって悩ましいのが重課(じゅうか)です。新規登録から13年を超えると税額が上がり、18年を超えるとさらに上がります。
どのくらい差が出るか、車両重量1.5tの場合で比較してみましょう。
| 経過年数 | 重量税(2年・車検時) | 通常との差額 |
|---|---|---|
| 〜13年 | 24,600円 | — |
| 13年超 | 34,200円 | +9,600円 |
| 18年超 | 37,800円 | +13,200円 |
13年超で約39%増、18年超で約54%増ということになります。これに加えて自動車税(種別割)も13年超で約15%重課されるので、古い車を維持するコストはかなり大きくなるんですよ。
ただし、電気自動車やハイブリッド車(一部)は重課の対象外です。環境性能が高い車は優遇される仕組みになっています。
軽自動車の重量税
軽自動車の重量税は、車両重量に関係なく定額です。これは普通車と大きく異なるポイントですよね。
| 区分 | 新車購入時(3年) | 車検時(2年) |
|---|---|---|
| エコカー免税 | 0円 | 0円 |
| エコカー(本則税率) | 7,500円 | 5,000円 |
| エコカー以外 | 9,900円 | 6,600円 |
| 13年超 | — | 8,200円 |
| 18年超 | — | 8,800円 |
軽自動車の車検時の重量税は最大でも8,800円。普通車の1.5tクラス(24,600円)と比べると、圧倒的に安いです。維持費を抑えたい方にとって、軽自動車は非常に合理的な選択ですよね。
2026年度の変更点まとめ
2026年度の自動車重量税に関する主な変更点をまとめます。
- エコカー減税の基準引き上げ — 2030年度燃費基準の達成率要件が段階的に引き上げ。以前は免税だった車種が50%減税に、50%だった車種が25%や対象外になるケースも
- EV・PHEV・FCVは引き続き免税 — 電動車は変わらず優遇措置が継続
- 重量税の税額自体に変更なし — 基本の税額表は据え置き
車の買い替えを検討している方は、エコカー減税の対象かどうかで総費用が大きく変わります。新車購入時の重量税が免税になれば、1.5tクラスで36,900円の節約、さらに初回車検時も免税なら合計で約6万円の差になるんですよ。
維持費全体で考えると、重量税だけでなく自動車税(種別割)やガソリン代も含めて比較することが大切です。電気自動車なら重量税免税+自動車税のグリーン化特例+燃料費の大幅削減で、年間の維持費を数万円単位で抑えられる可能性があります。