引っ越し費用の相場【単身・家族・距離別】
まず引っ越し費用の相場を把握しておきましょう。「高い」と感じるかどうかは、相場を知っているかどうかで大きく変わりますよね。
2026年時点の引っ越し費用の目安は以下の通りです。
| タイプ | 近距離(同一県内) | 中距離(隣接県) | 長距離(500km以上) |
|---|---|---|---|
| 単身・荷物少なめ | 3〜4万円 | 4〜6万円 | 5〜8万円 |
| 単身・荷物多め | 4〜6万円 | 6〜8万円 | 8〜12万円 |
| 2人家族 | 6〜10万円 | 8〜12万円 | 12〜18万円 |
| 3〜4人家族 | 8〜15万円 | 12〜20万円 | 15〜30万円 |
ただし、これはあくまで「閑散期」の相場。繁忙期はこの1.5〜2倍になることも珍しくありません。
都道府県別の引っ越し費用のデータで、お住まいの地域の相場をチェックしてみてください。
安い時期と高い時期、月別の料金推移
引っ越し費用を安くする一番簡単な方法は、時期をずらすことです。実は、月によって料金が大きく違います。
| 月 | 料金目安(単身平均を100とした場合) | 混雑度 |
|---|---|---|
| 1月 | 80〜90 | 閑散 |
| 2月 | 90〜100 | やや閑散 |
| 3月 | 150〜200 | 超繁忙 |
| 4月(上旬) | 130〜150 | 繁忙 |
| 4月(中旬〜) | 100〜110 | 通常 |
| 5月 | 90〜100 | やや閑散 |
| 6月 | 80〜90 | 閑散 |
| 7月 | 85〜95 | やや閑散 |
| 8月 | 90〜100 | やや繁忙 |
| 9月 | 100〜110 | やや繁忙 |
| 10月 | 90〜100 | 通常 |
| 11月 | 80〜90 | 閑散 |
| 12月 | 85〜95 | やや閑散 |
最も避けたいのは3月下旬〜4月上旬。この2週間は「引っ越し業界の正月」とも言われるほど需要が集中します。可能であれば、5〜6月や11月〜1月に引っ越すのがベストです。
さらに、同じ月でも月末より月初・月中、土日より平日のほうが安い傾向があります。
見積もり比較で最大50%安くする方法
正直なところ、引っ越し費用を最も確実に安くする方法は「複数社から見積もりを取る」ことです。1社だけだと相場がわからず、言い値で契約してしまいがち。
具体的なステップはこちら:
- 一括見積もりサイトで3〜5社に依頼 — 大手(サカイ、アート、日通など)と中小を混ぜるのがポイント
- 訪問見積もりは最低3社 — 電話だけの見積もりは荷物量が正確に伝わらず、当日に追加料金が発生するリスクあり
- 他社の見積もりを伝える — 「A社さんは○万円でした」と伝えるだけで、値引きしてもらえることが多い
- 即決しない — 「今日決めてくれたら値引きします」と言われても、一旦持ち帰って比較する
実際に、1社目が8万円だった見積もりが、3社目では4.5万円になったケースもあります。手間はかかりますが、数万円の差が出るので必ずやりましょう。
自分でできる荷物削減と梱包のコツ
引っ越し費用は荷物の量に大きく左右されます。トラックのサイズが1段階下がるだけで、1〜2万円安くなることも。
引っ越し前にやるべき荷物削減:
- 1年以上使っていないものは処分 — 服、本、家電、食器が対象になりやすい
- フリマアプリで売る — メルカリやラクマで引っ越し資金に変換
- 大型家電は買い替えも検討 — 古い冷蔵庫や洗濯機は、運搬費 + 新居での設置費を考えると、処分して新品を買ったほうが安い場合も
- 本・DVD・CDは電子化 — 段ボール1箱減るだけでも効果あり
梱包は自分でやる(セルフパック)ことで、梱包・開梱オプション分(1〜3万円)を節約できます。段ボールは業者から無料でもらえることが多いので、交渉してみてください。
業者との交渉で使える3つのテクニック
見積もり比較の次に効果的なのが、直接の交渉です。引っ越し業者の見積もりは「定価」ではなく、交渉が前提の価格設定になっていることが多いんです。
テクニック1:日時の柔軟性を見せる
「平日でも大丈夫です」「午後便や時間フリー便でもOKです」と伝えると、業者は空き枠に入れやすくなり、値引きしやすくなります。フリー便(業者の都合の良い時間に来る)なら、通常料金より20〜30%安くなることも。
テクニック2:不要なオプションを外す
エアコン脱着、洗濯機設置、ハウスクリーニングなどのオプションは意外と高い。自分でできるものは外し、どうしても必要なものは地元の専門業者に直接頼むほうが安い場合もあります。
テクニック3:端数の値引きを依頼する
「5.8万円」と言われたら、「5万円にしてもらえませんか?」と聞いてみましょう。端数程度の値引きは通りやすいです。
引っ越し費用計算機で事前に相場を把握しておくと、交渉の際に「相場はこのくらいですよね」と根拠を示せるので、説得力が増します。
よくある質問
Q. 単身パックと通常プランの違いは?
単身パックは専用ボックス(約1.0〜1.5㎥)に収まる荷物を運ぶサービスで、料金は2〜3万円が相場です。通常プランはトラックを貸し切るので荷物量に応じて料金が変わります。荷物が少ない単身者なら単身パックのほうが安く済むことが多いです。
Q. 自分で引っ越しするのはどうですか?
レンタカー(軽トラで約5,000〜8,000円/日)+友人の手伝いで行う場合、費用は1〜2万円程度に抑えられます。ただし、大型家電・家具の運搬は故障や怪我のリスクがあるため、荷物が少ない近距離の場合に限定するのがおすすめです。
Q. 見積もりはいつ頃取るべきですか?
引っ越しの1〜2ヶ月前が理想です。早すぎると正確な荷物量がわからず、遅すぎると希望日の枠が埋まってしまいます。繁忙期(3月前後)は2ヶ月前に動き始めるのが安心です。
Q. 引っ越し費用以外にかかるお金は?
賃貸の場合、敷金・礼金・仲介手数料・火災保険などの初期費用が家賃の4〜5ヶ月分かかります。引っ越し費用のデータでは、引っ越し業者への支払い以外のコストも含めた総額の目安を紹介しています。