確定申告、自分は必要?不要?まずは結論から
毎年この時期になると「自分は確定申告しなきゃいけないの?」と悩む方、本当に多いですよね。正直なところ、会社員でも確定申告が必要なケースは意外とあるんですよ。
この記事では、2026年版の最新情報をもとに、確定申告が必要な人と不要な人をわかりやすく整理しました。判定チャートも用意したので、自分がどちらに当てはまるか簡単にチェックできます。
※確定申告の期間は2026年2月16日(月)〜3月15日(日)です。還付申告の場合は1月1日から提出可能で、過去5年分まで遡って申告できます。
確定申告が必要な人【一覧】
以下のいずれかに当てはまる方は、原則として確定申告が必要です。
会社員・パートでも申告が必要なケース
- 年収2,000万円を超える人:年末調整の対象外になるため、自分で確定申告が必要です
- 副業の所得が20万円を超える人:給与以外の所得(副業、メルカリ転売、仮想通貨等)が年間20万円を超えたら申告が必要です
- 2か所以上から給与をもらっている人:主たる給与以外の給与収入が20万円を超える場合は申告が必要
- 住宅ローン控除の初年度:2年目以降は年末調整でOKですが、初年度は確定申告が必須です
- 年の途中で退職して再就職しなかった人:年末調整を受けていないので、自分で申告する必要があります
- 災害減免法により源泉徴収税の徴収猶予を受けた人
自営業・フリーランス
- 事業所得がある人:個人事業主やフリーランスは、所得が基礎控除(48万円)を超える場合に申告が必要です
- 不動産所得がある人:家賃収入がある方は原則として確定申告が必要です
その他のケース
- 株式や投資信託の譲渡益がある人(特定口座・源泉徴収なしの場合)
- FXや仮想通貨で利益がある人:雑所得として申告が必要
- 生命保険の満期金を受け取った人:一時所得として申告が必要な場合があります
- 土地や建物を売却した人:譲渡所得の申告が必要です
確定申告が不要な人
以下に当てはまる方は、基本的に確定申告は不要です。
- 年末調整を受けた会社員で、副業所得が20万円以下の人
- 収入が給与のみで年収2,000万円以下の人(年末調整で完結)
- 公的年金の収入が400万円以下で、年金以外の所得が20万円以下の人(確定申告不要制度の対象)
- 所得が基礎控除(48万円)以下の人
ただし注意点があります。確定申告が不要でも、住民税の申告が必要なケースがあるんですよ。副業所得が20万円以下で確定申告が不要でも、住民税はこの「20万円ルール」が適用されません。お住まいの市区町村に住民税の申告をする必要があります。
判定チャートで簡単チェック
自分が確定申告が必要かどうか、以下のチャートで確認してみましょう。
- 自営業・フリーランスですか? → はい → 所得が48万円超なら申告が必要
- 年収2,000万円を超えていますか? → はい → 申告が必要
- 副業の所得が20万円を超えていますか? → はい → 申告が必要
- 住宅ローン控除の初年度ですか? → はい → 申告が必要
- 年の途中で退職して年末調整を受けていませんか? → はい → 申告が必要
- 医療費が年間10万円を超えましたか? → はい → 申告すると還付を受けられる(任意)
- ふるさと納税でワンストップ特例を使わなかった? → はい → 申告が必要
- 上記すべて「いいえ」→ 確定申告は不要(年末調整で完結)
申告期限とペナルティ
確定申告には期限があり、守らないとペナルティが発生します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申告期間 | 2026年2月16日〜3月15日 |
| 還付申告 | 1月1日〜5年以内いつでもOK |
| 期限後申告の無申告加算税 | 納税額の15%(50万円超の部分は20%) |
| 自主的に期限後申告した場合 | 納税額の5%に軽減 |
| 延滞税 | 年率2.4%〜(期限翌日から発生) |
| 悪質な場合の重加算税 | 納税額の35%〜40% |
期限に遅れても、自主的に早く申告すればペナルティは軽くなります。「遅れたからもういいや」と放置するのが一番ダメなパターンですよ。
e-Taxなら自宅から簡単に申告できる
確定申告と聞くと「税務署に行かなきゃ…」と思う方もいるかもしれませんが、今はe-Tax(国税電子申告)で自宅から簡単に手続きできます。
e-Taxを使うメリット:
- 24時間いつでも提出可能(メンテナンス時間を除く)
- 還付が早い:書面提出だと1〜2か月かかりますが、e-Taxなら約3週間で還付されます
- 添付書類の提出が省略可能:源泉徴収票や医療費の領収書の提出が不要(5年間の保管は必要)
- スマホからも申告可能:マイナンバーカードがあればスマホだけで完結します
必要なものは、マイナンバーカードとICカードリーダー(またはマイナポータルアプリ対応スマホ)です。国税庁の「確定申告書等作成コーナー」にアクセスして、画面の案内に従って入力するだけですよ。
確定申告が不要でも「した方が得」なケース
義務としては不要でも、確定申告をすることで税金が還付されるケースがあります。
- 医療費控除:年間の医療費が10万円(所得200万円未満の人は所得の5%)を超えた場合
- セルフメディケーション税制:対象の市販薬を年間12,000円以上購入した場合
- 雑損控除:災害・盗難・横領による損害がある場合
- 寄附金控除:ふるさと納税以外の寄付(NPO、認定団体等)がある場合
- 年の途中で退職した人:源泉徴収で払いすぎた税金が戻ってくる可能性が高いです
特に医療費控除は見落としがちですよね。家族全員分の医療費を合算できるので、意外と10万円を超えているケースは多いんですよ。
まとめ
確定申告が必要かどうかは、収入の種類や金額、受けたい控除によって変わります。迷ったときは上の判定チャートを使ってみてください。
申告が必要なのに怠ると、無申告加算税や延滞税というペナルティがあります。逆に、義務はなくても申告した方がお得なケースもあるので、自分の状況をしっかり確認することが大切です。
※本記事は2026年4月時点の税制に基づいています。税制改正等により内容が変更される場合があります。個別の税務判断については、税理士や最寄りの税務署にご相談ください。