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奨学金の種類完全ガイド2026 — JASSO/民間/特待生/給付/貸与の違い

奨学金の種類を完全整理。日本学生支援機構(JASSO)の給付型・第一種・第二種、民間奨学金、大学独自の特待生制度まで2026年5月時点の一般情報で中立に比較。返済義務の有無・金利・併用ルールも解説。

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奨学金 — 結論「給付型から貸与型へ、必ず順番に検討する」

「奨学金」と一言で言っても、その中身はかなり多様です。返さなくていいお金(給付型)から、利息ありの貸与型まで、性質はまったく異なります。結論から言うと、まず給付型 → 次に貸与型・第一種(無利子)→ 最後に第二種(有利子)という順番で検討するのが基本ですよね。

正直なところ、奨学金を「とりあえずJASSOで借りる」と決めてしまう前に、給付型の対象になるか・大学独自の特待生制度はないか・民間財団の募集はないかを確認するだけで、卒業後の返済負担が数百万円単位で変わることもあります。実は給付型は2020年の制度拡充以降、対象世帯がじわじわ広がっており、2026年度はさらに多子世帯への支援も拡大される予定です(出典:文部科学省「高等教育の修学支援新制度」)。

この記事では、2026年5月時点の一般情報として「日本学生支援機構(JASSO)の3区分」「民間奨学金」「大学独自の特待生」「併用ルール」「申込みの流れ」を整理します。個別の採用可否・採用金額は、必ず日本学生支援機構(JASSO)窓口・在学校(または進学先)の奨学金担当・各民間財団に直接ご相談ください。

まず用語を整理 — 給付型と貸与型・第一種と第二種

奨学金の話で混乱しやすいのが「給付」「貸与」「第一種」「第二種」という言葉の使い分けです。最初にここを押さえると、以降の話が一気に読みやすくなります。

  • 給付型:返済義務のない奨学金。原則「もらえるお金」
  • 貸与型:返済義務のある奨学金。卒業後に毎月返していく
  • 第一種(貸与):無利子。学力と家計の基準がやや厳しめ
  • 第二種(貸与):有利子。第一種より採用基準が緩やか
  • 入学時特別増額:入学時に一時金として上乗せで借りられる枠(有利子)

つまり「給付型 > 第一種 > 第二種」の順に条件が良いということ。順番に検討するのが鉄則ですね。

日本学生支援機構(JASSO)の3区分 — 一般的な制度概要

日本でいちばん利用者数が多いのが、独立行政法人 日本学生支援機構(JASSO)の奨学金です。大学生の約2人に1人が何らかの形で利用していると言われています(出典:JASSO「学生生活調査」)。

JASSO 奨学金の3区分(2026年5月時点の一般傾向)

区分性質利息主な対象月額の目安
給付型奨学金返済不要住民税非課税世帯~年収目安600万円弱の多子世帯等約2.9万円〜7.5万円(区分・通学形態で変動)
第一種(無利子)貸与無利子学力基準+家計基準を満たす学生約2万円〜6.4万円(自宅/自宅外、国公私立で変動)
第二種(有利子)貸与有利子(上限年3%)第一種より基準が緩やか2万円〜12万円から1万円単位で選択

※上記は2026年5月時点の一般的な目安。金額・基準は年度・学校種別・通学形態により異なります。最新の正確な情報はJASSO公式サイトをご確認ください。

給付型は「授業料減免」とセットで覚える

給付型奨学金は、多くの場合「授業料・入学金の減免(高等教育の修学支援新制度)」とセットで運用されます。給付型に採用されると、授業料・入学金も同時に減額・免除されるイメージです。

住民税非課税世帯であれば、私立大学・自宅外通学の場合で年間最大数十万円規模の支援になるケースもあります。実は対象世帯はじわじわ広がっており、扶養する子どもが3人以上いる世帯(多子世帯)は2025年度から所得制限なしで授業料減免の対象となる方向で制度が拡充されています(文部科学省 報道発表参照)。

第二種の利率は「固定」と「見直し」が選べる

第二種(有利子)には2つの利率方式があります。

  • 利率固定方式:貸与終了時の利率が返済完了まで適用される
  • 利率見直し方式:おおむね5年ごとに見直される

金利上昇局面では固定方式が、金利低下局面では見直し方式が有利になる傾向。ただしJASSOの第二種は利率の上限が年3%に設定されており、市場金利が上がっても上限を超えないルールになっています。

民間奨学金 — 財団・企業・自治体型

JASSO以外にも、企業財団・自治体・大学独自の奨学金が数多く存在します。給付型が中心で、金額も月3〜10万円規模と手厚いものが珍しくありません。

分類主な実施団体性質特徴
公益財団系大手企業の財団など多数給付型が中心面接・小論文あり。学業+人物評価
企業奨学金業界団体・企業が独自に運営給付型または貸与型業界進路を条件にする場合あり
自治体奨学金都道府県・市区町村給付型・貸与型ともあり地元出身者・地元就職を条件とするものも
大学独自進学先大学給付型・授業料減免など多様成績優秀者向け・特定学部向けが多い

※上記は2026年5月時点の一般傾向。詳細は各団体・大学にお問い合わせください。

特待生制度 — 大学独自の授業料減免

「特待生」は大学が独自に設ける成績優秀者向けの制度で、入学金・授業料の全額/半額免除が一般的なパターン。私立大学・私立中高一貫校で広く採用されています。

主な選考方法は次のとおりです。

  • 一般入試の成績上位者を自動的に特待生にする方式
  • 特待生選抜入試を別途実施する方式
  • 入学後の成績で毎年見直す方式(更新制)

特待生は「奨学金」と呼ばれない場合も多いですが、実質的には返済不要の最大級の支援です。私立校志望なら必ずチェックしておきたいですよね。

奨学金は併用できる? — 一般的なルール

「給付型 + 貸与型」「JASSO + 民間」など、複数の奨学金を併用したいケースは多いと思います。一般的なルールを整理しておきましょう。

組み合わせ併用可否(一般傾向)注意点
JASSO 給付型 + JASSO 第一種可(ただし給付の区分により第一種の貸与月額に上限)給付型のランクが上がると第一種の貸与月額が制限される
JASSO 給付型 + JASSO 第二種第二種は別枠で借りられる
JASSO 第一種 + 第二種合計月額が高くなりすぎないよう要注意
JASSO + 民間奨学金民間側の規程による「他奨学金との併用不可」とする民間財団もある
授業料減免 + 大学独自の特待生大学によるどちらか一方のみ・差額のみ等の制限あり

※併用可否は制度・年度・各団体ごとに異なります。必ず申込前に各制度の最新の併用ルールをご確認ください。

申込みの流れ — 高校3年生からのスケジュール

JASSO 奨学金の代表的なスケジュールが「予約採用」です。高校3年生のうちに申し込み、進学後に正式採用される仕組みです。

  1. 高校3年生 4〜6月頃:在学高校で予約採用の説明・申込書配布
  2. 高校3年生 7月頃まで:マイナポータル経由などで申込み
  3. 高校3年生 10〜12月:採用候補者の通知
  4. 進学後 4〜5月:進学先で「進学届」を提出、正式採用
  5. 進学後 5〜6月:初回の振込開始

※スケジュールは年度により前後します。具体的な期日は在学高校・進学先・JASSO公式情報でご確認ください。

予約採用に間に合わなかった場合は「在学採用」(進学後に申込)もあります。ただし給付型の枠は予約採用で埋まる傾向があるため、高校3年生のうちに動くのが基本です。

奨学金を検討するときのチェックリスト

  • 給付型の対象世帯に該当するか家計基準を確認(住民税非課税世帯/多子世帯/理工農系学部など)
  • 進学先大学に「特待生制度」「独自奨学金」「授業料減免」があるか
  • 地元自治体に給付型奨学金があるか(市役所・県庁の奨学金担当窓口)
  • 家庭内で「貸与型を借りる場合、卒業後の返済は誰が負担するか」を事前合意
  • 第二種を選ぶ場合は「固定」「見直し」のどちらが家計に合うか
  • 連帯保証人・保証機関のどちらを選ぶか(保証料の有無)
  • 留年・退学時の取扱い(返済義務発生のタイミング)

個別の判断はファイナンシャルプランナー(FP)や各学校の奨学金担当窓口・日本学生支援機構(JASSO)の相談窓口に確認するのが安全です。

よくある質問

Q. JASSOの給付型と貸与型はどちらを優先すべきですか?

A. 必ず給付型を優先してください。給付型は返済不要のうえ、授業料・入学金の減免もセットになるケースが一般的です。住民税非課税世帯や多子世帯は対象になりやすく、対象範囲も2025年度以降じわじわ拡大されています。まず家計基準を確認することから始めましょう。

Q. 第一種と第二種は併用できますか?

A. 一般に併用可能ですが、合計月額が高くなりすぎると卒業後の返済負担が重くなります。月額は必要最低限に抑えるのが基本です。具体的な併用枠はJASSO公式情報をご確認ください。

Q. 民間奨学金はどう探せばいいですか?

A. 在学高校・進学先大学の奨学金担当窓口、JASSO公式サイトの「民間団体奨学金検索」、自治体の奨学金窓口が主な情報源です。締切が早いものが多いため、高校3年生の春には情報収集を始めるのが安心です。

Q. 特待生になれば奨学金は不要ですか?

A. 授業料・入学金が免除になっても、教科書代・通学費・下宿費などは別途必要です。生活費部分は別途給付型奨学金や貸与型奨学金で補う家庭が多いです。

Q. 奨学金の申込みは高校3年生の何月までですか?

A. JASSO予約採用は一般的に高校3年生の春〜初夏(4〜7月頃)に申込みが行われます。年度により締切が異なるため、必ず在学高校の奨学金担当に確認してください。

Q. 浪人した場合も予約採用は使えますか?

A. 既卒者向けの申込み枠が用意されており、高校卒業から一定年数以内であれば申込み可能とされています。詳細はJASSO公式情報および出身高校の窓口でご確認ください。

Q. 給付型と教育ローンは併用できますか?

A. 給付型奨学金と日本政策金融公庫の教育一般貸付・銀行教育ローンは別制度のため、原則として併用は可能です。ただし返済負担が重くなりすぎないよう、家計全体のシミュレーションを行うことをおすすめします。

Q. 奨学金を借りた場合、保証人はどうすればいいですか?

A. 「人的保証(連帯保証人+保証人)」か「機関保証(保証料を毎月差引)」のどちらかを選ぶ仕組みです。親族に頼みづらい場合は機関保証が選択肢になります。保証料は月額から自動的に差し引かれます。

Q. 返済中に経済的に苦しくなったらどうなりますか?

A. JASSOには「減額返還」「返還期限猶予」「返還免除」などの救済制度があります。延滞する前に必ずJASSOの相談窓口に連絡してください。延滞してしまうと信用情報に影響する可能性があります。詳しくは関連記事「奨学金返済シミュレーション」もあわせてお読みください。

※本記事の数値・制度概要は2026年5月時点の一般情報です。最新の正確な内容・採用基準・併用ルールは日本学生支援機構(JASSO)・文部科学省・各民間財団・各大学の公式情報でご確認ください。個別の採用可否・金額は学校の奨学金担当窓口・JASSO窓口・ファイナンシャルプランナー等の専門家へご相談ください。

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