2026年春闘の結果
2026年春闘の結果が出ました。注目の賃上げ率は5.26%——2年連続の5%超えです。正直なところ、ここまで上がるとは思いませんでしたよね。
| 年 | 賃上げ率 | 賃上げ額(平均) |
|---|---|---|
| 2023年 | 3.58% | 約10,560円 |
| 2024年 | 5.10% | 約15,280円 |
| 2025年 | 5.46% | 約16,470円 |
| 2026年 | 5.26% | 約16,100円 |
平均で月約16,100円の賃上げです。年間にすると約19.3万円の年収アップ。ただし、手取りで見るとそこまで増えないのが現実です。なぜなら、額面が増えれば税金と社会保険料も増えるからです。
年収別の手取り増額シミュレーション
賃上げ率5.26%で年収がいくら増え、手取りではいくらになるかを年収別にシミュレーションしました。
| 現在の年収 | 賃上げ後の年収 | 年収増 | 手取り増(年間) | 手取り増(月額) |
|---|---|---|---|---|
| 300万円 | 315.8万円 | +15.8万円 | +12.2万円 | +10,200円 |
| 400万円 | 421.0万円 | +21.0万円 | +15.5万円 | +12,900円 |
| 500万円 | 526.3万円 | +26.3万円 | +18.7万円 | +15,600円 |
| 600万円 | 631.6万円 | +31.6万円 | +21.5万円 | +17,900円 |
| 700万円 | 736.8万円 | +36.8万円 | +23.8万円 | +19,800円 |
| 800万円 | 842.1万円 | +42.1万円 | +26.3万円 | +21,900円 |
年収500万円の方の場合、額面では年間26.3万円増ですが、手取りでは18.7万円増。差額の7.6万円は税金と社会保険料で持っていかれます。手取り増は額面増の約70〜75%が目安です。
自分の年収での正確なシミュレーションは手取り計算機で確認できます。
中小企業への波及はいつ?
春闘の結果は主に大企業の交渉結果です。「うちの会社は中小だし関係ないよね…」と思う方も多いかもしれません。
中小企業の賃上げ状況はどうなっているか、規模別に見てみましょう。
| 企業規模 | 2026年春闘の賃上げ率 | 波及の時期 |
|---|---|---|
| 大企業(1,000人以上) | 5.26% | 2026年4月〜 |
| 中企業(300〜999人) | 約4.5%(見通し) | 2026年4〜6月 |
| 小企業(100〜299人) | 約3.8%(見通し) | 2026年4〜9月 |
| 零細企業(100人未満) | 約2.5%(見通し) | 2026年後半〜 |
中小企業への波及は半年〜1年かかるのが通常です。ただし、2026年は人手不足が深刻化しており、中小企業でも人材確保のために賃上げに踏み切るケースが増えています。
最低賃金も2025年10月に全国平均1,055円に引き上げられており、パート・アルバイトの時給も上昇傾向にあります。
実質賃金はプラスになる?
ここが一番大事なポイントです。名目の賃上げ率が5.26%でも、物価上昇率を差し引いた実質賃金がプラスでなければ、生活は楽にならないですよね。
| 項目 | 2025年 | 2026年(見通し) |
|---|---|---|
| 名目賃上げ率 | 5.46% | 5.26% |
| 消費者物価上昇率 | 約3.2% | 約2.5% |
| 実質賃金上昇率 | 約+2.3% | 約+2.8% |
2026年は物価上昇率が2.5%程度に落ち着く見通しで、実質賃金は約2.8%のプラスになりそうです。2年連続の実質プラスは、家計にとって明るいニュースですよね。
ただし、これはあくまで平均値。食品や光熱費など生活必需品の値上がりは平均以上のペースで、低所得層ほど実感としては厳しいというのが現実です。
年収別の手取り比較は手取り早見表で、他の業種との給料比較は年収比較ツールで確認できます。
※春闘のデータは連合(日本労働組合総連合会)の第3回回答集計に基づいています。最終集計で数値が変わる場合があります。
よくある質問
Q. 春闘の賃上げは全員に適用される?
A. 春闘は労働組合と企業の交渉結果なので、直接適用されるのは組合員がいる企業です。ただし、波及効果として非組合企業でも賃上げが広がる傾向があります。
Q. 賃上げ分は基本給に反映される?
A. 賃上げには「ベースアップ(基本給の引き上げ)」と「定期昇給」の2種類があります。2026年はベースアップが約3.5%、定期昇給が約1.8%で合計5.26%です。ベースアップは永続的に基本給に反映されます。
Q. 賃上げされても社会保険料が上がって意味がない?
A. 額面が増えれば社会保険料も増えますが、手取り総額は確実に増えます。例えば年収500万円で26.3万円の賃上げがあれば、社会保険料・税金を引いても年間18.7万円手取りが増えます。
Q. 転職して年収を上げるのと、春闘の賃上げとどちらが効果的?
A. 転職の方が一度に大きく年収を上げられるケースが多いです。ただし、勤続年数によるメリット(退職金、有給休暇等)もあるため、総合的に判断しましょう。