エアコン2027年問題とは
2027年から、家庭用エアコンの省エネ基準(トップランナー基準)が大幅に強化されます。新基準を満たさないモデルは原則として製造・出荷ができなくなり、エントリーモデルを中心に多くの商品が市場から消える見込みです。
「今買い替えたほうがいいの?」「2027年まで待ったほうがいいの?」と迷う方が多いのも当然ですよね。ここでは、買い替え判断のポイントを整理します。
2027年基準で何が変わるか
| 項目 | 現行基準 | 2027年基準 |
|---|---|---|
| APF(通年エネルギー消費効率) | 5.8前後 | 6.6前後(+14%) |
| 消費電力 | 2.2kWクラス約580W | 2.2kWクラス約500W |
| 年間電気代(2.2kW) | 約25,000円 | 約21,500円 |
| 本体価格 | エントリー6万円〜 | エントリー8万円〜 |
新基準のエアコンは電気代が年3,000〜4,000円安くなる一方、本体価格は2〜3万円上がる見込みです。元を取るには7〜8年使う必要があるので、買い替えのタイミングは慎重に決めたいですよね。
買い替えるべき?待つべき?
今買うべき人
- 10年以上前のエアコンを使っている
- 夏になると冷えが弱くなる、異音がする
- 2026年内に古い家から引っ越し予定
- 現行ハイエンドモデル(APF7.0以上)が値引きされている
すでに現行ハイエンドモデルは2027年基準をクリアしている機種が多く、駆け込み需要前の今のほうが値引きが効きやすい傾向です。
待つべき人
- 今のエアコンが5年以内に買ったもの
- エントリーモデルで十分という方
- 2027年〜2028年に引っ越し予定
エアコンの寿命は10〜15年と言われています。今のエアコンが5年以内なら、2027年問題で慌てて買い替える必要はありません。
電気代の差はどれくらい?
6畳用エアコン(2.2kW)を冷房3か月+暖房4か月稼働した場合の電気代を、APFごとに比較しました。
| APF | 年間電気代 | 10年累計 |
|---|---|---|
| 5.0(10年以上前) | 約32,000円 | 32万円 |
| 5.8(現行エントリー) | 約25,000円 | 25万円 |
| 6.6(現行ハイエンド/2027基準) | 約21,500円 | 21.5万円 |
| 7.5(最上位機種) | 約18,800円 | 18.8万円 |
10年前のエアコンと比べると、最新ハイエンドモデルは10年で10万円以上電気代が下がる計算です。本体価格の差を吸収しても、十分元が取れるレベルですよね。
買い時と狙い目モデル
狙うべきタイミング
- 3〜5月(夏前在庫処分・春割キャンペーン)
- 9〜10月(夏物処分・型落ち登場)
- 11〜12月(年末商戦・ポイント還元最大)
狙うべき機種
正直なところ、各メーカーの1グレード下の上位機種がコスパ最強です。最上位機種の機能(AIお掃除、無線LAN、人感センサー)はあれば便利ですが、なくても省エネ性能はほぼ同じ。価格は2〜4万円違うので、機能の優先順位を決めてから選ぶのがおすすめです。
関連する家計の見直し
エアコンの年間電気代は家庭の電気代の約25〜30%を占めます。本体買い替えと合わせて、電力会社の見直しや契約アンペアの見直しも検討すると効果倍増です。電気代シミュレーションは電気代計算ツール、再エネ賦課金の仕組みは再エネ賦課金ガイドを参考にしてください。
よくある質問
Q. エアコンの寿命は何年?
A. 一般的に10〜15年です。10年を超えると修理部品の供給が終わるメーカーも増え、故障時に買い替えざるを得ないケースが多くなります。
Q. 2027年以降、エントリーモデルは無くなる?
A. 完全に無くなるわけではありませんが、新基準を満たすため価格が2〜3万円上がる見込みです。「とにかく安いエアコンが欲しい」というニーズは、2026年内に手当てしておくほうが安心です。
Q. お掃除機能付きとなしどちらがいい?
A. メンテの頻度を下げたい方はお掃除機能付き、初期費用を抑えたい方は機能なしがおすすめ。ただしお掃除機能はフィルターのみ対応で、内部のカビは取れないので、いずれにせよプロのクリーニングは必要になります。
Q. 工事費はどれくらい?
A. 標準工事込みで本体価格+15,000〜25,000円が相場。配管延長・隠蔽配管・コンセント工事などが追加になると、トータルで4〜8万円上乗せになることもあります。見積もりは必ず複数社で取りましょう。
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