エアコンの電気代、1時間あたりいくらかかる?
暑い夏がやってくると、気になるのがエアコンの電気代ですよね。「つけっぱなしにしたら電気代がヤバいのでは…」と不安に思っている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、エアコンの電気代は1時間あたり約3円〜40円程度。部屋の広さやエアコンの能力、運転モードによって大きく変わります。
正直なところ、「思ったより安い」と感じる方が多いんですよね。ただ、1日8時間×30日と考えると月額ではそれなりの金額になるので、賢い使い方を知っておくことが大切です。
この記事では、部屋の広さ別の電気代から、つけっぱなし vs こまめにOFF問題の結論、さらに電気代を安くするコツまで、2026年の最新情報をもとに解説します。
部屋の広さ別:エアコン1時間あたりの電気代
エアコンの電気代は、消費電力(W)× 電力量単価で計算できます。2026年の電力量単価の目安は約31円/kWh(全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価)です。
| 部屋の広さ | 冷房時の消費電力 | 1時間あたりの電気代 | 8時間つけた場合 | 1ヶ月(30日) |
|---|---|---|---|---|
| 6畳(2.2kW) | 105〜790W(平均約400W) | 約3.3〜24.5円 | 約26〜196円 | 約780〜5,880円 |
| 10畳(2.8kW) | 130〜1,000W(平均約550W) | 約4.0〜31.0円 | 約32〜248円 | 約960〜7,440円 |
| 14畳(4.0kW) | 170〜1,300W(平均約720W) | 約5.3〜40.3円 | 約42〜322円 | 約1,260〜9,660円 |
※消費電力は最小〜最大の範囲です。室温が設定温度に達した後は最小消費電力に近い運転になるため、実際の電気代は表の下限に近くなることが多いです。
もっと詳しく自分のエアコンの電気代を計算したい方は、電気代計算機をお試しください。
つけっぱなし vs こまめにON/OFF、どちらが安い?
エアコンの電気代で最も議論されるのが「つけっぱなしにした方が安いのか」問題。結論を先にお伝えすると:
- 30分以内の外出:つけっぱなしの方が安い
- 1時間以上の外出:OFFにした方が安い
- 日中の在宅時(こまめにON/OFF):つけっぱなしの方が安い場合が多い
その理由は、エアコンは起動時に最も電力を消費するからです。室温が上がった状態からエアコンをつけると、設定温度まで下げるためにフルパワーで運転するので、消費電力が最大になります。
一方、つけっぱなしの場合は室温が一定に保たれるため、最小消費電力での運転が続きます。
ダイキンの実験結果
エアコンメーカーのダイキンが行った実験では、日中(9:00〜18:00)の場合、つけっぱなしの方が約35分以内の外出なら電気代が安いという結果が出ています。ただし、夜間は外気温が下がるため、こまめにON/OFFした方が安くなる傾向があります。
冷房・暖房・除湿の電気代比較
運転モードによっても電気代は変わります。6畳用エアコンの場合の目安は以下の通りです。
| 運転モード | 1時間あたりの電気代 | 月額(8時間/日) |
|---|---|---|
| 冷房(26℃設定) | 約5〜15円 | 約1,200〜3,600円 |
| 暖房(22℃設定) | 約8〜35円 | 約1,920〜8,400円 |
| 弱冷房除湿 | 約4〜12円 | 約960〜2,880円 |
| 再熱除湿 | 約10〜25円 | 約2,400〜6,000円 |
| 送風 | 約0.5〜1円 | 約120〜240円 |
意外かもしれませんが、暖房の方が冷房より電気代が高いんですよね。外気温と設定温度の差が大きいほど消費電力が増えるため、冬の暖房は夏の冷房より電力を消費します。
また、除湿にも2種類あり、「弱冷房除湿」は冷房より安く、「再熱除湿」は冷房より高くなります。お使いのエアコンがどちらのタイプか確認してみてください。
電気代を節約する5つの設定テクニック
エアコンの使い方を少し工夫するだけで、電気代をかなり節約できます。
- 設定温度は28℃を目安に — 環境省推奨の28℃。1℃上げるだけで約10%の節電効果があると言われています。
- 風量は「自動」設定がベスト — 手動で「弱」にすると、室温が下がるまでに時間がかかり、逆に電力を消費します。自動にすれば、最初は強風→安定したら微風と効率的に運転してくれます。
- 風向きは水平〜上向きに — 冷たい空気は下に溜まるため、風向きを上にすると部屋全体が効率よく冷えます。
- フィルター掃除は2週間に1回 — フィルターが詰まると冷房効率が低下し、消費電力が約5〜10%アップします。掃除機でホコリを吸い取るだけでOKです。
- 室外機の周りに物を置かない — 室外機の前に物があると放熱効率が下がり、電気代が増えます。直射日光を避けるすだれは効果的です。
毎月の電気代の目安を知りたい方は、電気代の平均ページも参考にしてくださいね。
よくある質問
Q. エアコンを24時間つけっぱなしにした場合の電気代はいくら?
A. 6畳用エアコンの冷房で、室温が安定している場合は1時間あたり約3〜5円程度。24時間で約72〜120円、1ヶ月で約2,160〜3,600円が目安です。ただし、断熱性の低い部屋や猛暑日は消費電力が増えます。
Q. 古いエアコンと新しいエアコン、電気代はどれくらい違う?
A. 10年前のエアコンと最新モデルを比較すると、消費電力が約10〜30%違うことがあります。年間の電気代に換算すると5,000〜15,000円ほどの差になることも。省エネ性能は年々向上しています。
Q. 扇風機やサーキュレーターとの併用は効果がある?
A. とても効果的です。サーキュレーターで空気を循環させると、体感温度が2℃程度下がると言われています。エアコンの設定温度を2℃上げても快適に過ごせるため、約20%の節電が期待できます。
Q. 除湿と冷房、どちらが電気代が安い?
A. 「弱冷房除湿」なら冷房より安くなります。ただし「再熱除湿」は冷房より高くなるので注意。湿度だけ下げたい場合は弱冷房除湿がおすすめです。電気代計算機で具体的な金額をシミュレーションしてみましょう。