冬のガス代はなぜ高い?
「冬になるとガス代が一気に跳ね上がる…」これ、多くの方が感じていますよね。実際、冬のガス代は夏の約2〜3倍になるのが一般的です。
| 季節 | 一人暮らし平均 | 二人暮らし平均 |
|---|---|---|
| 春(4〜6月) | 約2,500円 | 約4,000円 |
| 夏(7〜9月) | 約1,800円 | 約3,000円 |
| 秋(10〜11月) | 約2,800円 | 約4,500円 |
| 冬(12〜3月) | 約4,500〜6,000円 | 約7,000〜10,000円 |
冬のガス代が高い最大の理由は給湯です。水道水の温度が夏は約25度ですが、冬は約5〜10度まで下がります。40度のお湯を作るのに必要なエネルギーが、夏の約2倍になるわけです。
地域によっても差が大きく、北海道のガス代は全国でもトップクラスに高くなります。都道府県別のガス代データでお住まいの地域の相場を確認しましょう。
お風呂のガス代節約(最大の節約ポイント)
ガス代の約70%はお風呂(給湯)に使われています。ここを見直すことが最大の節約ポイントです。
方法1: シャワー時間を短くする
シャワーを1分短くするだけで、月約300〜400円の節約になります。タイマーを使って、目安5〜7分で済ませましょう。
方法2: 節水シャワーヘッドに交換する
節水シャワーヘッドは水量を30〜50%カットできるため、ガス代と水道代の両方を節約できます。1,500〜3,000円程度で購入でき、月500〜1,000円の節約効果があります。2〜3ヶ月で元が取れますよ。
方法3: お湯の温度を1度下げる
設定温度を41度から40度に下げるだけで、ガス使用量を約5%削減できます。1度の差は体感的にはほとんどわかりません。
方法4: 追い焚きを減らす
追い焚き1回あたりのガス代は約50〜80円。毎日追い焚きすると月1,500〜2,400円に。なるべくお湯が冷める前に入る、フタを閉めて保温するなどの工夫が有効です。
| 節約方法 | 月の節約額 | 難易度 |
|---|---|---|
| シャワー2分短縮 | 約600〜800円 | 簡単 |
| 節水シャワーヘッド | 約500〜1,000円 | 簡単(買い替えのみ) |
| 温度1度ダウン | 約200〜300円 | 簡単 |
| 追い焚き回数削減 | 約500〜1,500円 | やや努力が必要 |
キッチンのガス代節約
キッチンのガス代は全体の約15〜20%。お風呂ほどのインパクトはありませんが、毎日の積み重ねで差が出ます。
方法5: お湯は必要な量だけ沸かす
電気ケトルを活用しましょう。コンロでヤカン一杯分を沸かすよりも、必要な量だけ電気ケトルで沸かすほうが約30%効率的です。
方法6: 鍋にフタをして調理する
フタをするだけで熱効率が約20%アップ。お湯を沸かす時間も短くなります。簡単ですが、意外とやっていない人が多いんですよね。
方法7: 食器洗いは水で
冬は寒いのでお湯を使いたくなりますが、食器洗いで毎日10分お湯を使うと月約800円のガス代に。ゴム手袋を使えば水でも手が冷たくなりません。
暖房のガス代節約
ガスファンヒーターやガス床暖房を使っている場合、暖房もガス代を押し上げる要因です。
方法8: 設定温度を1度下げる
暖房の設定温度を20度にするのが環境省の推奨。1度下げるだけでガス代が約10%削減できます。その分、厚着やブランケットで調整しましょう。
方法9: エアコン暖房と使い分ける
実は、エアコン暖房のほうがガスファンヒーターよりランニングコストが安いケースが多いです。
| 暖房器具 | 1時間あたりのコスト | 8時間使用/月(30日) |
|---|---|---|
| エアコン(6畳用) | 約15〜25円 | 約3,600〜6,000円 |
| ガスファンヒーター | 約20〜35円 | 約4,800〜8,400円 |
| 電気ストーブ | 約25〜30円 | 約6,000〜7,200円 |
| こたつ | 約3〜5円 | 約720〜1,200円 |
電気vsガス比較ツールで、あなたの使用パターンでどちらが安いか計算してみてください。
方法10: 窓の断熱を強化する
冬の暖気は約50%が窓から逃げます。断熱シートや厚手のカーテンを使うだけで、暖房効率が大幅にアップします。100均の断熱シートでも十分な効果がありますよ。
ガス会社の切り替えで月○円安く
使い方を変えずに安くする方法、それがガス会社の切り替えです。都市ガスエリアなら、2017年のガス自由化以降、自分でガス会社を選べます。
| 切り替え先 | 月の節約目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 電力会社のガスセットプラン | 約300〜800円 | 電気とまとめて管理できる |
| ガス専門の新ガス会社 | 約500〜1,000円 | 単価が安い傾向 |
| キャンペーン活用 | 初年度1〜2万円相当 | キャッシュバック等 |
プロパンガスの場合は会社間の価格差がさらに大きいため、見直し効果はより高くなります。ガス代シミュレーターで切り替え後の料金を試算しましょう。
東京のガス代データなども参考にして、地域の相場と比較してみてください。
よくある質問
Q. ガス代を半分にすると、具体的にいくら節約できますか?
一人暮らしの冬のガス代平均が約5,000円なので、半分にすると約2,500円の節約。4ヶ月(12〜3月)で約10,000円、年間では約15,000〜20,000円の節約になります。
Q. プロパンガスの場合、節約効果は同じですか?
プロパンガスは都市ガスの約1.5〜2倍の単価なので、節約効果はより大きくなります。同じ方法で月2,000〜3,000円の節約が期待できます。
Q. ガスファンヒーターからエアコンに変えると本当に安くなりますか?
最近のエアコン(省エネタイプ)なら、多くの場合ガスファンヒーターよりランニングコストが安いです。ただし、極寒地域(北海道など)ではエアコンの暖房効率が落ちるため、ガスのほうが効率的な場合もあります。
Q. 湯船に毎日入りたい場合の節約方法は?
お湯の量を減らす(半身浴にする)、風呂ブタとアルミ保温シートで保温する、家族がいる場合は続けて入る、などの方法があります。全く湯船を我慢する必要はなく、工夫次第でガス代は抑えられますよ。