新NISA vs iDeCo — 結局どっちを先にやるべき?
「投資を始めたいけど、新NISAとiDeCoどっちからやればいいの?」という疑問、正直なところ2026年で一番多い質問じゃないでしょうか。結論から言うと、多くの人は新NISAを優先すべきです。理由はシンプルで「いつでも引き出せるから」。ただし年収が高い人はiDeCoの節税メリットが大きいので、状況によって最適解が変わるんですよ。
7項目で徹底比較
| 比較項目 | 新NISA | iDeCo |
|---|---|---|
| 年間投資上限 | 360万円(つみたて120万+成長240万) | 14.4万〜81.6万円(属性による) |
| 生涯投資上限 | 1,800万円 | なし(60歳まで積立) |
| 運用益の税金 | 非課税 | 非課税 |
| 掛金の所得控除 | なし | 全額所得控除(節税効果大) |
| 引き出し | いつでもOK | 原則60歳まで不可 |
| 口座管理手数料 | 無料 | 月171円〜(年2,052円〜) |
| 受取時の税金 | 非課税 | 退職所得控除 or 公的年金等控除 |
iDeCoの節税効果はどれくらい?年収別シミュレーション
iDeCo最大のメリットは掛金が全額所得控除になること。これは新NISAにはない強みです。
| 年収 | iDeCo月額 | 年間節税額(所得税+住民税) | 30年間の節税総額 |
|---|---|---|---|
| 300万円 | 23,000円 | 約41,400円 | 約124万円 |
| 500万円 | 23,000円 | 約55,200円 | 約166万円 |
| 700万円 | 23,000円 | 約82,800円 | 約248万円 |
| 1,000万円 | 23,000円 | 約96,600円 | 約290万円 |
年収700万円以上なら、iDeCoの節税効果だけで30年間で250万円近くお得。これは無視できない金額ですよね。手取り計算機でiDeCo加入前後の手取り変化を確認してみてください。
年代別おすすめ
20代:新NISA優先
まだ収入が低く節税効果が小さい。結婚・引越し・転職など資金が必要になる可能性が高いので、いつでも引き出せる新NISAから。月3万円を新NISAで積立、余裕が出たらiDeCoを追加。
30代:新NISA+iDeCo併用
年収が上がり節税メリットが大きくなる時期。新NISAで月5万円+iDeCoで月2.3万円の併用が理想的。子育て費用などで資金が必要になったら新NISAから取り崩し。
40代:iDeCoの比重を上げる
老後まで20年。年収もピークに近づき所得税率が20%以上なら、iDeCoの節税効果が非常に大きい。新NISAとiDeCoを満額近くまで活用。
50代:iDeCo優先も検討
60歳まで10年前後。iDeCoの受取時に退職所得控除を使えるため、退職金の少ない方はiDeCoの節税+控除のダブルメリットが活きる。
併用する場合のベスト配分
| 月の投資可能額 | 新NISA | iDeCo | 理由 |
|---|---|---|---|
| 月3万円 | 3万円 | 0円 | 少額なら流動性を優先 |
| 月5万円 | 3万円 | 2万円 | 節税メリットを取りに行く |
| 月8万円 | 5.7万円 | 2.3万円 | iDeCo満額+残りをNISA |
| 月15万円以上 | 12.7万円 | 2.3万円 | 両方フル活用 |
よくある質問
Q. 新NISAとiDeCoは併用できる?
A. はい、併用できます。それぞれ別の制度なので、両方同時に利用して問題ありません。むしろ余裕があれば併用するのが最も効率的な資産形成法です。
Q. iDeCoは途中でやめられる?
A. 掛金の拠出を停止することは可能ですが、積み立てた資金を60歳前に引き出すことは原則できません。これがiDeCo最大のデメリットです。
Q. どちらも元本割れのリスクはある?
A. はい、投資信託で運用する場合はどちらも元本割れの可能性があります。ただし長期・分散投資であれば過去のデータ上、15年以上の運用で元本割れした期間はほぼありません。