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所得税と住民税の違い — 計算式・課税対象・節税【2026年】

所得税と住民税の違いを計算式・税率・徴収方法・控除の観点から一覧表で完全比較。年収別の合計税額シミュレーションと、両方に効く節税策まで整理した完全ガイド。

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結論:所得税と住民税の違いは「課税の主体と税率構造」です

給与明細を見て「所得税」と「住民税」の2つが引かれていることに気付いた方、多いですよね。結論から言うと、所得税と住民税の違いは「誰が課税するか」と「税率の仕組み」です。所得税はが課税する累進課税(収入が多いほど税率が上がる)、住民税は都道府県・市区町村が課税するほぼ一律10%の比例課税、という違いがあります。

正直なところ、この2つは似ているようで「徴収のタイミング」「計算の元になる所得」「控除額」まで違うんです。この記事では、両者を表で比較し、年収別の合計税額まで具体的に整理します。

所得税と住民税の比較表

項目所得税住民税
課税主体都道府県・市区町村
税率の仕組み累進課税(5〜45%の7段階)ほぼ一律10%(都道府県4%+市区町村6%)
均等割(定額部分)なしあり(年5,000円前後)
計算の元になる所得その年(1〜12月)の所得前年の所得
徴収方法(会社員)毎月の源泉徴収+年末調整翌年6月から12回に分けて天引き
基礎控除48万円43万円
配偶者控除最大38万円最大33万円
扶養控除(一般)38万円33万円
納付先税務署(国税)市区町村役場(地方税)
確定申告必要な場合あり所得税の確定申告で自動的に計算

ポイントは住民税が「前年所得」に基づくこと。退職後・転職直後に「収入がないのに住民税が高い!」と驚くのは、これが原因です。

所得税の計算式とポイント

所得税の基本的な計算式はこうなります。

所得税 = (収入 − 給与所得控除 − 各種所得控除)× 累進税率 − 税額控除

課税所得所得税率控除額
195万円以下5%0円
195万円超〜330万円以下10%97,500円
330万円超〜695万円以下20%427,500円
695万円超〜900万円以下23%636,000円
900万円超〜1,800万円以下33%1,536,000円
1,800万円超〜4,000万円以下40%2,796,000円
4,000万円超45%4,796,000円

実は、これに加えて復興特別所得税(基準所得税額×2.1%)が2037年まで上乗せされます。

住民税の計算式とポイント

住民税は「所得割」と「均等割」の2階建てです。

  • 所得割=(前年の課税所得)× 10%(おおむね)
  • 均等割=年5,000円前後(自治体で若干異なる。森林環境税1,000円を含む)

住民税は「翌年6月から翌々年5月」までの12回に分けて天引きされます。会社員の場合は給与から自動的に引かれます(特別徴収)。

年収別の合計税額シミュレーション

独身・扶養なし・社会保険料控除のみを前提とした目安です。

年収所得税(年)住民税(年)合計税額合計の年収比
300万円約5.5万円約12万円約17.5万円約5.8%
400万円約8.5万円約17.5万円約26万円約6.5%
500万円約14万円約24万円約38万円約7.6%
600万円約20万円約30万円約50万円約8.3%
700万円約32万円約37万円約69万円約9.9%
800万円約47万円約45万円約92万円約11.5%
1,000万円約83万円約63万円約146万円約14.6%

年収が上がるほど累進課税の所得税が大きく増え、年収800万円を超えたあたりから所得税が住民税を上回るのが分かります。具体的な手取りは手取り計算機で確認できます。

両方に効く節税策

所得税と住民税は、どちらも「課税所得」をベースに計算されます。つまり所得控除を増やせば、両方が同時に下がるのが節税の基本です。

  • iDeCo:掛金が全額所得控除(所得税+住民税の両方を圧縮)
  • ふるさと納税:実質2,000円で返礼品。住民税が中心の節税
  • 医療費控除・セルフメディケーション税制:年間医療費が多い人向け
  • 生命保険料控除・地震保険料控除:加入済みなら必ず申告

ふるさと納税の上限はふるさと納税限度額シミュレーターで確認しておきましょう。

よくある質問

Q. 所得税と住民税の最大の違いは何ですか?

A. 課税主体と税率構造が違います。所得税は国が課税する累進課税(5〜45%)、住民税は都道府県・市区町村が課税するほぼ一律10%の比例課税です。住民税はさらに年5,000円前後の均等割が加わります。

Q. なぜ退職した翌年に住民税が高く感じるのですか?

A. 住民税は前年の所得に基づいて翌年6月から徴収されます。退職して収入が下がっても、前年の高い所得をベースに計算されるため、退職翌年は手取り感覚で重く感じるのです。

Q. 所得税と住民税で控除額が違うのはなぜですか?

A. 課税の主体と趣旨が異なるためです。基礎控除は所得税48万円・住民税43万円、配偶者控除は最大38万円と33万円、扶養控除は38万円と33万円と、住民税のほうが少し低めに設定されています。

Q. ふるさと納税は所得税と住民税のどちらが減るのですか?

A. 両方が減りますが、減税の中心は住民税です。寄附額のうち2,000円を超える部分は、所得税の還付と翌年度の住民税の控除に分かれて戻ってきます。

Q. iDeCoは所得税と住民税の両方に効きますか?

A. はい、iDeCoの掛金は全額が「小規模企業共済等掛金控除」として所得控除になるため、所得税と住民税の両方が下がります。年収500万円で月2万円拠出するなら、年間で4〜5万円程度の節税効果が見込めます。

※税額・税率は2026年5月時点の制度に基づく目安です。最新の税率・控除額は国税庁・お住まいの自治体でご確認ください。

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