FIT終了後の太陽光は「売る」より「使う」時代
太陽光発電って、以前は「FIT制度で売電すれば儲かる」というモデルでしたよね。でも2026年現在、FIT買取価格は大きく下がり、新規設置は自家消費メインの時代に変わりました。電気代が高騰している今、「自分で発電して自分で使う」が一番メリットが大きい構造です。
この記事では設置費用の相場、回収年数、訪問営業を避けるための見極めポイントを整理します。
設置費用の相場(容量別)
| 容量 | 設置費用目安 | 1kWあたり単価 | 年間発電量目安 |
|---|---|---|---|
| 3kW | 70〜95万円 | 23〜32万円 | 3,300kWh |
| 4kW | 90〜120万円 | 22〜30万円 | 4,400kWh |
| 5kW | 110〜150万円 | 22〜30万円 | 5,500kWh |
| 6kW | 130〜180万円 | 21〜30万円 | 6,600kWh |
| 10kW | 200〜280万円 | 20〜28万円 | 11,000kWh |
※パワーコンディショナー・工事費込みの目安。屋根の形状や地域、メーカーで前後します。蓄電池を追加する場合は+100〜200万円程度。
自家消費モデルの回収シミュレーション
| 項目 | 5kWシステム想定 |
|---|---|
| 初期費用 | 130万円 |
| 年間発電量 | 5,500kWh |
| 自家消費率 | 40% |
| 自家消費による節電額(35円/kWh) | 約7.7万円/年 |
| 余剰売電(10円/kWh想定) | 約3.3万円/年 |
| 年間メリット合計 | 約11万円/年 |
| 単純回収年数 | 約12年 |
※電気料金単価・売電単価・自家消費率は地域や契約プランで変動します。蓄電池を併設すると自家消費率が60〜70%に上がり、回収年数が短縮できる可能性があります。
一括見積もりサービスの客観整理
太陽光発電の一括見積もりサービスとして、タイナビやソーラーパートナーズなどが知られています。メーカー・施工店を3〜4社比較するのが、適正価格を引き出すための基本動作。サービス内容や加盟店は変動するので、申し込み前に各公式サイトで最新条件をご確認ください。本記事は特定事業者を推奨するものではありません。
訪問営業に注意
1. 「実質0円」「無料設置」を強調 — リース契約や売電収入の譲渡が条件になっていることが多く、長期で見ると自費購入よりトータルコストが高くなるケースもあります。契約書を必ず確認。
2. 補助金額を過大に提示 — 自治体補助金は条件・上限額が細かく決まっています。営業トークだけを信じず、自治体公式サイトで確認を。
3. 発電量シミュレーションが楽観的すぎる — 「年間8,000kWh発電します」のような数字は、立地・屋根角度を考慮しない営業ベースの数値かもしれません。複数社の見積もりで発電量予測を比較しましょう。
家計とのバランスは年間固定費シミュレーターと電気代計算機で、現状の電気代と回収可能性を確認してから判断するのが安全です。
よくある質問
Q. もうFITは終わった?
A. 住宅用FIT買取期間は10年間で、2009年以前設置分から順次「卒FIT」を迎えています。新規設置はFITよりも自家消費+蓄電池の組み合わせが主流に。
Q. 屋根が古いけど設置できる?
A. 設置時に屋根の補強や葺き替えが必要になることがあります。屋根修理ガイドと合わせて検討を。
Q. 停電時も使える?
A. パワーコンディショナーの「自立運転モード」で日中は使えます。夜間も使うには蓄電池が必要です。
関連ツールでさらに具体化
光熱費の合計は光熱費まとめシミュレーターで電気・ガス・水道一括試算できます。