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教育費・子育て

保育園の費用(2026年)

認可・認可外保育園の費用を月額で比較

全国平均データ

区分月額(目安)
節約型(低め)1.0万円
平均的3.0万円
ゆとり型(高め)6.0万円

費用の内訳

保育料2.5万円

全体の約78%

延長保育3,000円

全体の約9%

給食費2,000円

全体の約6%

教材費1,000円

全体の約3%

その他1,000円

全体の約3%

詳細解説

保育園の費用は、共働き世帯やひとり親世帯にとって家計に直結する非常に重要なテーマです。2019年10月にスタートした幼児教育・保育の無償化制度により、3〜5歳児クラスの保育料は原則無料となりましたが、0〜2歳児クラスについては住民税非課税世帯のみが対象であり、多くの家庭では引き続き保育料の負担が発生します。認可保育園の保育料は各自治体が世帯の住民税額(所得割額)に基づいて階層を設定しており、同じ年収でも住んでいる市区町村によって月額1万円以上の差が出ることも珍しくありません。たとえば、世帯年収500万円の家庭の場合、東京23区の多くでは月2万〜3万5,000円程度ですが、地方自治体では月1万5,000〜2万5,000円に抑えられるケースもあります。また、第2子は半額、第3子以降は無料とするきょうだい割引制度を導入している自治体が大半ですが、その適用条件(同時在園に限るか、小学3年生以下のきょうだいまでカウントするかなど)は自治体ごとに異なるため、事前の確認が不可欠です。保育園選びの際には保育料だけでなく、延長保育料、給食費、おむつ代、布団リース代などの「隠れコスト」も含めた総額で比較検討することが、家計管理の観点から非常に大切です。

保育園の費用内訳を詳しく見ると、最も大きな割合を占めるのが基本の保育料で、認可保育園の場合は月額0〜8万円の幅があります。保育料は世帯の所得に応じて段階的に設定されており、年収が高い世帯ほど負担額が増える応能負担の仕組みになっています。次に大きいのが延長保育料で、標準的な保育時間(11時間)を超える場合に発生し、30分あたり200〜500円、月額にすると3,000〜8,000円程度が相場です。朝7時からの早朝保育や夜19時以降の延長を日常的に利用する場合は月1万円近くになることもあります。給食費は3歳以上児の場合、無償化の対象外であるため月4,500〜7,000円程度の自己負担が必要です。主食費(ご飯代)が月1,000〜3,000円、副食費(おかず代)が月4,500円を目安としている自治体が多いですが、年収360万円未満世帯や第3子以降は副食費が免除される制度もあります。教材費・行事費として年間1〜2万円、写真代やアルバム代が年間3,000〜5,000円、お昼寝用布団のリース代が月500〜1,500円など、細かい費用も積み重なると年間で5〜10万円程度になります。認可外保育園の場合はこれらがすべて一括の月額料金に含まれていることが多く、月5〜15万円の設定が一般的です。

認可保育園と認可外保育園の費用差は非常に大きく、どちらを選ぶかで家計への影響は年間数十万円単位で変わってきます。認可保育園は国が定めた基準(施設面積、保育士の配置数、設備など)を満たし、自治体から運営費の補助を受けているため、利用者の保育料は所得に応じた比較的低い水準に抑えられています。一方、認可外保育園は施設が独自に料金を設定するため、月5万〜15万円と幅が広く、都心部の人気施設では月10万円を超えることも珍しくありません。ただし、2019年の無償化制度により、認可外保育施設でも月3万7,000円まで(0〜2歳児は月4万2,000円まで)の補助が受けられるようになりました。これに加えて東京都や一部の自治体では独自の上乗せ補助を実施しており、たとえば東京都の認証保育所では月額補助が実質5〜7万円に達するケースもあります。企業主導型保育事業は認可外に分類されますが、国の助成を受けて運営されるため比較的リーズナブルな料金設定(月2〜5万円程度)で利用できることが多く、保護者の勤務先と連携していれば優先的に入園できるメリットもあります。保育園選びでは費用だけでなく、通園のしやすさ、保育方針、給食の内容、行事の充実度なども総合的に判断することが、長期的な満足度につながります。

保育園の費用を効果的に抑えるための戦略はいくつかあります。まず最も基本的なのは認可保育園への入園を目指すことで、認可外と比べて月数万円の差が出ることが多いです。保活(保育園に入るための活動)では、自治体の選考基準(点数制度)をよく理解し、加点要素を増やす工夫が重要です。たとえば、認可外保育施設に一時的に預けて復職実績を作ることで加点される自治体もあります。次に、自治体独自の補助金制度を最大限に活用しましょう。多くの自治体では認可外保育施設利用者向けの補助金(月1〜5万円)を設けており、申請しなければ受給できないため見逃さないよう注意が必要です。育児休業給付金の受給期間と保育園入園のタイミングを戦略的に調整することも重要なポイントです。育児休業給付金は最長2年間受給でき(保育園に入れない場合の延長申請が必要)、その間は手取り収入の約50〜67%が支給されるため、無理に高額な認可外に預けるよりも経済的に有利になるケースがあります。さらに、ふるさと納税を活用して住民税の所得割額を下げることで、翌年度の保育料が一段階下がる可能性がある点も見逃せません。当サイトの子育て費用シミュレーターを使えば、保育園から大学までの教育費の総額を見通すことができ、長期的な資金計画を立てる助けになります。

よくある質問

保育園の費用は月いくらかかる?
認可保育園の場合、世帯年収や自治体によって異なりますが、0〜2歳児クラスで月2〜5万円程度が一般的です。3歳以上は幼児教育・保育の無償化により保育料が無料になりますが、給食費や延長保育料は別途かかります。
認可保育園と認可外保育園の費用差は?
認可保育園は所得に応じた保育料設定で月0〜8万円程度ですが、認可外保育園は施設が独自に料金を設定するため月5〜15万円と高額になる傾向があります。ただし認可外でも自治体の補助が受けられるケースがあります。
保育料の無償化の対象は?
2019年10月から3〜5歳児クラスは全世帯が対象で、0〜2歳児クラスは住民税非課税世帯が対象です。無償化されるのは保育料のみで、給食費(主食費・副食費)、通園バス代、行事費などは自己負担となります。
保育園の費用を抑えるには?
認可保育園に入園するのが最もコストを抑えられます。また、きょうだい割引(第2子半額・第3子無料)を活用する、企業主導型保育事業を利用する、自治体独自の補助金制度を確認するなどの方法があります。

都道府県別データ

各都道府県のリンクをクリックすると、地域ごとの詳細な保育園の費用データを確認できます。

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